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2006年01月31日

●メロディーを検索できる音楽サーチエンジン

音、画像、動画、などは検索しにくいコンテンツの代表で、もっと技術開発が進まなければならない分野なのは明らかだ。あるメロディーを探したい場合、最近は携帯電話に鼻歌を歌うと検索できるサービスが登場しているが、これから紹介するMusipediaはちょっと違う方法だけど、もっと汎用性を持たせているメロディーサーチエンジンだ。

[Musipedia]
http://www.musipedia.org/

メロディーをどうやって検索するのか?それにはParsons Codeという手法を使う。音符が前の音符よりも上がっていたら「U」(Upの略)、下がっていたら「D」(Downの略)で、「DUUDDDU」みたいに書いていく。リズムとか音の高さの違いとかは全部無視してしまう。

こんないい加減な方法でメロディーが見つかるのかと私のような素人はいぶかってしまうのだが、そうでもないようなのだ。Musipediaの解説によれば、1975年に発表された論文の中で、Parsons Codeを使ってある程度のレベルでメロディーを表現できることが示されているのだという。これは驚くべきことのように思える。

Musipediaではテキストで直接Parsons Codeを入力することも出来るが、素人にはもっと簡単にJavaアプレットによって鼻歌を歌ってそれをParsons Codeに変換してから検索することも出来る。

Musipediaには現在クラシックからポピュラーまで、約3万のメロディーがデータベースされており、Wikipediaみたいに自分でメロディーを登録することも出来る(Wikipediaと直接の関連はないようだ)。

私はParsons Codeというものを知らなかったから驚いたのだが、こういう検索方法や考え方は他の分野にも応用できるかも知れない。少し異なるが、数式のサーチエンジンはできないだろうか?TeXで全く同じ公式を検索できると、全く異なる分野の研究が同じ数式によって結びつく可能性がある。(数学におけるリーマンゼータ関数の零点分布の研究が、全く同じ数式によって量子力学に現れるスペクトルの公式と一致したことで進展した例もある)。理学系のプレプリントサーバーには膨大なデータが既に蓄積されており、これは可能である気がするのだが、どうなんだろうか?

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