2006年10月07日

●ノートン・インターネットセキュリティー2007は本当に軽くなったのか?実際に試してみました

すごく重いと悪評判だった(?)ノートン。2007が発売されて「軽くなった」という宣伝だったので、実際に買って試してみました。

結論から言うと、ここ何年かのバージョンアップで一番の出来ではないでしょうか。何よりも軽いのがいい!起動時間も短いし、前よりもマシンの動きがキビキビするようになりました。正直、この会社がここまで出来るとは思っていませんでした。

では実際に数字で見ていきましょう。テストした環境はWindowsXP Home Edition SP2、Pentium4 2.4GHz、512MB RAMです。

まずメモリ使用量のテストです。
前のバージョン「ノートン・インターネットセキュリティー2006」では、常駐しているプロセスがかなりメモリを食っていました。こんな感じです。

AluSchedulerSvc.exe 528K
CCAPP.EXE 30540K
CCEVTMGR.EXE 4300K
CCPROXY.EXE 104828K
CCSETMGR.EXE 6444K
NAVAPSVC.EXE 1028K
NSCSRVCE.EXE 1824K
symlcsvc.exe 672K

合計150164K


さて、新しくなった「2007」ではどうなったでしょうか?
AluSchedulerSvc.exe 740K
ccApp.exe 1000K
AppSvc32.exe 1288K
ccSvcHst.exe 2052K

合計5080K


たったこれだけです。実に30分の1になりました!
(ちなみに、これは普段使用している全てのソフトを入れた上で再起動させ、しばらく時間をおいた後にノートンが使用していると思われるプロセスのメモリ使用量を測定したデータです。もしかしたら見落としがあるかも知れませんので、あくまで目安としてご利用下さい。)

次にシステムの完全スキャンを行ってみました。
「2006」では

スキャン時間: 87 分 25 秒
ファイル数: 361536

「2007」では
スキャン時間: 96 分 9 秒
ファイル数 : 364985

となりました。数字だけ見ると目立って差がないように見えます。しかし2006ではスキャン中にCPU使用率が100%に達することが多かったのに対して、2007では見ていた限り多くても50%程度におさまっていました。たぶんスキャン中でも軽作業ならある程度行うことは可能でしょう。それで同程度の時間で完全スキャンが終わったことは驚きでした。

ただ、一つだけ注意する必要があるのは「2006」には含まれていた「Norton Antispam」「保護者機能」「広告ブロック」「個人情報保護機能」がアドオンパックとして別にダウンロードしなければならなくなったことです(シマンテックのウェブサイトから無料でダウンロードできます)。この分のメモリ使用量が「2007」には含まれていないので、軽くなっている可能性もあります。個人的にはNorton Antispamは性能がよいので重宝していたのですが、最近はウェブメール環境にかなりの部分を移していることもあり、そんなに気になっていません。Beckyなどのメール環境を利用しておられる方はご注意下さい。

使用し始めてまだ2日です。でも今のところはバージョンアップして良かったと思っています。軽くなったのが何より嬉しいです。2006が「重い」とお悩みの方は一つの選択肢にしても良いのではないでしょうか。

2006年09月28日

●アップデートがいらないアンチウイルスソフトをシンガポールのベンチャーが開発

2006年にシンガポールに設立されたベンチャー企業Rudra Technologiesが定義ファイルのアップデートも、ヒューリスティックも使わずに100%安全なアンチウイルスソフトを開発したと発表した。

[Rudra Technologies]
http://www.rudratec.com/

Rudra Antivirusをインストールすると、まずWindowsの中の全部のファイルとプロセスを記録する。Rudraが許可していないソフトがプロセスを実行しようとすると、メモリを監視していて阻止する。新しいソフトやネットからダウンロードしたソフトもすべてRudraの画面を通してインストールし、完了後に全ファイルをスキャンして変化を記録する。とまあ、こんな仕組みらしい。Rudra AntivirusはWindows2000/XPで動作する。実験室環境では100%ウイルスを阻止できたと主張している。

この技術は2004年にRudraのManaging Directorでインドのマドラス大学を卒業したN.S.Baskar氏が発明し、2006年にシンガポールに設立したRudra Technologiesに移転したらしい。

何せ今日発表されたばかりでどれほどのものかまだ全然分からない。この仕組みでうまくいくならOSレベルで実装できそうだけれど。それでなくてもRudra自身をだますウイルスが登場しないのかな?まあ、しばらく様子を見てどんな風に評価されるか見たいと思います。

Rudraのウェブサイトには会社紹介のビデオ、Rudra Antivirusが動作している様子のスクリーンショット付きチュートリアル、評価版ダウンロードも近々行われるみたいなので、興味のある方はご覧になってみてはいかがでしょうか。

2006年01月16日

●自動的に合成写真を作れるソフト

どうしてもGoogleばかり注目している昨今だが、やはりMicrosoftの研究開発力はものすごい。実はその研究所は色々な実験的ソフトウェアを無料で(多くは)公開していて、英語版とは言え、ちょっとだけ未来を見させてくれる。

今日公開されたのは「Microsoft Research Group Shot」というソフト。簡単に言うと写真を合成してパノラマ写真みたいに自動的に合成してくれるソフトだ。撮影した時間帯と背景が「ほとんど」同じなら、適当に合成してくれる。

[Microsoft Research Group Shot](このリンクからは直接ダウンロードが開始されるのでびっくりしないでください)
http://research.microsoft.com/research/downloads/download.aspx?FUID=b215d477-9116-4708-a543-7ca498e6c2eb

Microsoft Research Group Shotの説明はこちら(英文)
http://research.microsoft.com/~alexco/GroupShotHelp.htm

この説明は英文だけれど簡単なソフトだし、スクリーンキャプチャを見ているだけでも大体理解できると思う。

Microsoft Researchの研究成果はこのように一部が公開されているのだが、時々一般人にも役立ちそうなソフトが出てくる。以前公開されたのは会社に届いたメールの内容を人工知能で分析して、優先順位が高いメールを携帯電話に転送する、なんていう実用的なものもある。このソフトは英語版Outlookでしか動作しないので日本語では無理だったのが残念なのだが、商品としての発売に向けて開発を続けているという。

[Microsoft Researchの研究成果ダウンロードページはこちら]
http://research.microsoft.com/research/downloads/default.aspx

2005年12月13日

●ビデオやPodcastを公開する一番の心配事である転送制限を回避できる「Dijjer」

PodcastやビデオをWebで公開する人は正直に凄いと思う。でもそうした人が増えてくると一番問題になるのはたぶんホスティングの転送制限だろう。これから紹介するDijjerはこの問題を解決できるかも知れない。

[Dijjer]
http://www.dijjer.org/

一つのサーバーからたくさんの人がファイルをダウンロードしたら、あっというまにそのサーバーの転送制限を使い切ってしまうだろう。おもしろいPodcastやビデオをわざわざ公開してくれる管理者に気の毒だし、私たちもおもしろくない。DijjerはP2Pを使っておもしろいファイルはみんなで少しずつダウンロードして、大元のサーバーに負荷をかけないようにしようというフリーソフトウェアだ。

と言っても、Dijjerは裏方で動くソフトだ。いわゆるダウンローダーではない。インストールしてしまえばあとはブラウザーがやってくれる。仕組みはこうだ。ブラウザーは大本のサーバーからダウンロードしていると思っているのだが、Dijjerがブラウザーを「騙して」Dijjerからファイルをダウンロードさせるのだ。だから表向きはブラウザーを使っているとしか思えない。

ファイルを公開する方も便利だ。例えば「http://mysite.com/video.mov」というファイルを公開する場合、「http://dijjer.org/get/http://mysite.com/video.mov」と書き換えるだけでよい。

このリンクをクリックした人がDijjerをインストールしていなかったら、自動的にインストールページに転送されるので、心配はいらない。あとは心配をかけないようにDijjerのインストール方法や、このソフトにスパイウェアなどの心配がないことの説明を付け加えておく配慮があればより良いかも知れない。

DijjerはWindows、Mac、Linux用がある。インストールもファイルをダウンロードして指示通りに進むだけ。またFirefoxユーザー向けにはDijjerを使いやすくするためのプラグインもある。

[Firefox用プラグインDijjeridoo]
http://www.y3k.org/eugene/firefox/

こういうソフトが広まれば、人気のあるビデオやPodcastを公開するハードルが下がってくるのではないかと、ちょっと期待する。

2005年11月07日

●エフェクト多彩のテレビ電話「Festoon」がGoogle Talkにも対応

Skypeにテレビ電話機能を追加するプラグインのFestoonがGoogle Talkにも対応した。いずれもベータ版だ。

Festoonがユニークなのは単にテレビ電話だと言うだけでなく、テレビ電話の画面にエフェクトを欠けられることだ。特にEyeCandy機能はおもしろい。画像を切り抜いたところから自分が話すように出来る。百聞は一見にしかず、ここから見てみよう。QuickTimeムービーでデモが見られる。

2005年11月02日

●ちょうど手頃なPIMソフト「EssentialPIM」を発見

以前からスケジュール、ToDo管理には悩まされてきた。最近はGoogleデスクトップのToDoと、テキストエディタでしのいでいたのだが、ちょうど良さそうなソフトEssentialPIMを発見したので試しに使っている。

EssentialPIMのトップ画面

画面を見ると分かるように、常駐から起動すると今日のスケジュールとToDoリストを併せて一覧できる。ここにノートを書き込むことも可能らしい。元々英語のソフトだが、日本語など各種言語に対応しており、画面は日本語だ。(私の予定が書いてあるが、大したことがないのでそのまま表示してある)。ちなみにこのソフト、機能が限定される無料版と有料版があるのだが、有料版はネットワークやバックアップなどの機能の強化がメインなので、私には無料版で十分すぎるほどだ。

これまでVectorなどで随分たくさんのPIMソフトを試用してきたが、どれもが帯に短したすきに長しといった感じだった。すくなくともEssentialPIMは安定しており、画面も綺麗なので、しばらくはこれでやってみようかなと思っている。